田舎のたんぼなどでよく見かける「かかし」。
漢字にすると「案山子」になるのを知っていましたか?
漢字だけ見ると、とてもじゃないけど「かかし」とは読めないですよね。
なぜ「案山子」などという漢字になったのでしょうか?その語源を調べてみました。
「案山子」の語源は?
かかしの漢字である「案山子」は、もともと中国の僧侶が使用した言葉です。
「案山」は、山の平らな場所を意味します。そして、「子」は人や人形を意味します。
したがって、「案山」=山の平らな場所 +「子」=人、人形で、「案山子(かかし)」となったようです。
これは、中国の宋の時代の歴史書にその記述があるそうです。
ただし、これも必ずしも確実な語源というわけではなく、あくまで諸説の一つです。
ちなみに、現在の中国語でかかしは「稻草人」です。
どちらにしても、「案山子」の語源は古代中国から来ているようです。
そのため、現代の日本人からすると、不思議に見えるのかもしれません。
参考リンク:語源由来辞典