「モスコプス」は、2億5,000万年前に生息した哺乳動物の祖先です。
Moschops(モスコプス) は「仔ウシの頭」という意味です。全長2.4〜5メートルで、主にに南アフリカとヨーロッパ東部に生息していました。南アフリカのカルーから化石が大量に産出しています。
このモスコプスの化石を調べると、奇妙なくらい分厚い頭蓋骨を持っていることがわかりました。
一方で脳みそは非常に小さく、にわとりの卵くらいの大きさです。
武器は「頭突き」
解剖学によると、モスコプスは「頭」を武器に使っていたと考えられるそうです。
ちょうどヤギが頭をぶつけるのと同じです。
この強力な頭突きが、脳みそが小さいにもかかわらず長い間淘汰されずに生き残った理由です。
頭突きの稽古も
さらに驚くべきことは、モスコプスは頭突きの練習も行っていたようです。
ちょうど武道の稽古のように、集団で頭を打ちつけ合うようなことをしていたのではないかと推測されるそうです。面白いですね。
via:By Creator:Dmitry Bogdanov – dmitrchel@mail.ru, CC 表示 3.0, Link / This is What Millions of Years of Head-Butting Will Do / モスコプス