カフェインの入っていないカフェインレスコーヒー、いわゆる「デカフェコーヒー」が最近ブームのようです。
「デカフェコーヒー」の歴史は古く、なんとあのヒトラーが率いたナチス党でも広く愛用されていたそうです。
1920~30年代にドイツでブーム
ドイツのコーヒーロースター、ルートヴィヒ・ローゼリウス氏は、1905年にコーヒーからカフェインを取り除く方法を開発したそうです。彼はそのデカフェコーヒーを「Kaffee HAG(Café HAG)」というブランドで販売しました。
コーヒーに代わる健康食品として売り出され、1920年代と30年代にドイツで流行したそうです。
アーリア人種の健康を守る?
そして、あのナチスもそれに目を付けました。デカフェコーヒーは、アーリア人種の健康を守るためとして、デカフェコーヒーがナチスで推奨されるようになったそうです。
1941年のヒトラーユーゲントのハンドブックには、「カフェインは若者に毒」だと書かれていたそうです。
現代日本ではデカフェコーヒーというと健康でおしゃれなイメージがありますが、その裏には知られざる歴史が隠されていたようです・・・。